志都はそそくさとリビングに戻る。


ワガママ…じゃない!!!

普通のことでしょ!?


一応女子高生ですし…


「志都ー!!!!!!」

「うるさ」


うるさそうにする志都。

そうだよね。


私は志都が向かったリビングに駆け寄り、大声で志都を呼んだんだからね

そりゃうるさいでしょうね。


「絶対、志都とは一緒に寝ないから!」

「あっそ。じゃあ、どこで寝るんだ?ベッドはあれしかないぞ」


平然と言う志都だけど、いいもん。

雑魚寝でもすればいい。


志都と寝るくらいなら雑魚寝の方がマシ!!!!


「部屋で寝る!」

「体痛くなるぞ」


なに?心配してくれてるの?

なんて思わないんだから!


「いいもん」

「あっそ。じゃあ、勝手にすれば?」

「勝手にします!」


私は勢いよくドアを閉めて自分の部屋に向かった。


何よ、何よ!

勝手に結婚の話しは進めるし、ベッドは1つしか用意してないしふざけるなー!!!