「みくる、今日から宮下さんと暮らしてね。結婚の話しはまた後日話すから」


なんて、平然と言うママに呆れてしまった。

もうなんも言うことはない。


言ったところで意味なさそうだったし。


「……………」


ただ、少しの反抗で無視をした。

私の気持ちわかってくれないママに反抗の気持ちで。


「この子ったら…すいません、こんな娘で」

「いえ、お気になさらずに。彼女も気持ちの整理がついてないだけでしょうし」


勝手に話しを進める二人。

どうでもいいや。


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あれから、言われるがままこの人の家にやってきた。

名前は確か…宮下さんだっけ?


宮下さんのマンションは高層マンションで、めちゃくちゃ家賃が高そう。

お金持ちなのかな?


なんか落ち着かないよ〜!


辺りをキョロキョロ見渡してると、後ろから「座れば?」と言ってくる宮下さん。

宮下さんの方を見ると笑っていた。


この人でも笑うことってあるんだ。