「で？早くしてくんね？」


すごくショックをうけてるっていうのに、早くと急かすこの人はいったい…


仕方なく、というか迫力が怖くて泣く泣く家まで案内をするはめになった。


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「あら、宮下さん。みくると一緒だったんですね」


ママは、見てもわかるようにママより若いのに敬語を使い深深と頭を下げていた。

この人って、いったいなに者？？？


「綾崎さん、顔をあげてください」


………は？

この人、人が変わった？？？


「ありがとうございます。さ、中へどうぞ」


私はついていけない。

この人が人が変わったように紳士っぷりな口調だし、ママはママでずっとペコペコしてる。


結婚相手がこの人なら、ママを助けたのはこの人ってことだよね…？

若そうに見えるけど、ママの上司かなにか？


なんて、一人で考えていたら話しは終わってたみたい。

そして、信じられないことを告げられた。