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「清葉〜!次図工だよ?早く行こー」
そんな私を呼ぶ声が教室に響く。
昼休みと掃除が終わった5限目前のこの時間は、なんだかみんな休み時間気分が残ったままで騒がしいみたい。
「待って〜今行く!!」
急いで教科書をまとめて友達の元へ急いだ。
「もう、清葉ったらぼーっとしてたら遅れるよ?」
そう言って私のことを呆れた目で見ているのは、しっかり者の友達、富田 陽菜。
私のだーいすきな友達の1人なんだ!
図工室への廊下を歩きながら、そんな会話をする。
今日は何気ない1日。
「ごめんって陽菜〜
でも私には陽菜がいるから大丈夫だっ!」
「それであんた、凪生にはいつ告んの?」
少し悪い顔をして、陽菜が小声で聞いてくる。