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「ねえねえ薫!そういえば好きな人いないのー?」

とある日の放課後、いつものように大好きな薫の家に行き、お菓子をつまみながら2人してゲームをしている。

私はこの時間が最高にだいすき!
大好きな人と大好きなことをして大好きなお菓子を食べるなんて、最高以外のなんでもない。

「えーんーまぁいるよ…誰にも言ってないんだけど、清葉になら相談してもいいかな〜」

ゲームを片手に薫が答える。

「えっ?!いいのっ?知りたい知りたい!!!もうそりゃ大協力する」

冷静に答える薫とは違い、私はすんなり薫が教えてくれることと、まず薫に好きな人がいたことに驚き、ゲームのコントローラーを床に落としてしまった。

「ちょっ、もう清葉ったら落ち着いてよ〜」

笑いながら薫が言って、我に返った。

「あっ、うん!」

「私の好きな人はね…」

ついに、この時がきた。
お願い、碧と言って…