ラムネをごくり、と一口。


私には少し強いけれど、どこか甘い炭酸が口いっぱいに広がる。



ああ、なんでこんな終わりになっちゃったんだろう。



彼の告白を受け入れなければ、夏を好きになることも、嫌いになることも、なかったのに。





今も私は、あの夏の恋が、忘れられない。