夏目に開けられたドアから車を降りた真正面は女性向けの高級ブティックだ。
まさかそんなはずはないと思いながらも美沙は西郷についていく。
だが、期待を裏切るかのように西郷は女性向けの店内に足を踏み入れた。
「西郷様、お待ちしておりました。こちらのお嬢様ですね」
「あぁ」
「ではこちらに」
店員さんとなぜか目があってしまったが、まさか私?
「あ、あの西郷CEO」
「彰だ」
今はそんなことを気にしている場合ではなくて〜!
「彰様、これはどういう……?」
「さぁさぁ、こちらへ」
説明もないまま奥の部屋へ連行された美沙はカバンを奪われ、上着を剥ぎ取られた。
テキパキとサイズを測られ、どんどん準備されていく。
「あの、これはどういうことですか?」
「西郷様からスーツやフォーマルを一式揃えるようにと」
「えっ?」
待って、どう見てもそのスーツ高いですよね?
私の給料じゃ無理です!
「まずはこちらを」
「あの、私」
「お代は西郷様よりいただいていますので、気に入ったものを選んでくださいね」
いやいやいやいや、おかしいでしょう?
どうして西郷CEOが払っているの?
まさかそんなはずはないと思いながらも美沙は西郷についていく。
だが、期待を裏切るかのように西郷は女性向けの店内に足を踏み入れた。
「西郷様、お待ちしておりました。こちらのお嬢様ですね」
「あぁ」
「ではこちらに」
店員さんとなぜか目があってしまったが、まさか私?
「あ、あの西郷CEO」
「彰だ」
今はそんなことを気にしている場合ではなくて〜!
「彰様、これはどういう……?」
「さぁさぁ、こちらへ」
説明もないまま奥の部屋へ連行された美沙はカバンを奪われ、上着を剥ぎ取られた。
テキパキとサイズを測られ、どんどん準備されていく。
「あの、これはどういうことですか?」
「西郷様からスーツやフォーマルを一式揃えるようにと」
「えっ?」
待って、どう見てもそのスーツ高いですよね?
私の給料じゃ無理です!
「まずはこちらを」
「あの、私」
「お代は西郷様よりいただいていますので、気に入ったものを選んでくださいね」
いやいやいやいや、おかしいでしょう?
どうして西郷CEOが払っているの?