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和輝(ともき)楚良(そら)さんは、
 お友達?」


 カフェに入り。
 している、話を。
 私と凪と新堂くんと伊原さんの四人で。

 そんな中。
 伊原さんからの質問。


「今日なった、友達に」


 伊原さんの質問に。
 そう返答した、新堂くん。


「それがさ、
 俺と楚良ちゃん、
 すごい偶然だったんだよね」


 うん。
 そうだね。

 思う、私も。


 新堂くんの言う通り。
 ものすごい偶然だと。


「同じマンガを
 同じタイミングで買おうとして
 手を伸ばしたんだから」


 そうだよね。


 人気があるマンガとはいえ。
 同じタイミングに手を伸ばし。
 その人が同じ学校の人。

 それは。
 ものすごいタイミング。
 そう思う。


「だけど、
 そのマンガ、一冊しかなくて。
 だから約束したんだよね、楚良ちゃんと。
 そのマンガ、俺が買って、
 読み終わったら
 楚良ちゃんに貸すって」


 新堂くんの言葉に。
 伊原さんは。
「そうだったんだね」
 そう言った。