スクールカースト(これ)は。
 厄介で醜く。
 そして恐ろしい。


 命令する、誰かが。
 そういうことではないようで。

 決まってしまう、自然に。
 それぞれの立ち位置が。



 くだらない、本当に。
 そんなこと。

 だから。
 堂々と行動すればいい。
 気にすることなく。










 それなのに。
 暗黙の了解。
 そういうことなのだろうか。


 弱い立ち位置の生徒たちは。
 できない、異を唱えることを。
 強く振る舞っている生徒たちに。

 毎日毎日。
 見える、窺っているように。
 弱い立ち位置の生徒たちは。
 強く振る舞っている生徒たちの顔色を。







 そんな理不尽な状況に。
 感じている、怒りを。



 とはいっても。

 そういうふうに感じている私も。

 実際には。
 できていない、異を唱えること。


 そんな自分が。
 思う、情けないと。

 それから。
 無力だ、自分は。
 そう思っている。





 だけど。
 そう思ってもいられなくなった、