昨日あんなトラブルを起こしてしまい、
気まずくて教室に入れなくなった美結
そして来た場所は保健室
美結『もう教室に入りたくないです…』
保健室の先生「昨日のこと…?」
美結『はい…私、クラスメートに毎日馬鹿にされてきてずっと我慢してたんですが、とうとう爆発しちゃって…』
保健室の先生「昨日先生から事情聞いたところ、そうみたいね…」
美結『宮林さんにも嫌われて…もう私は何もかも嫌になりました。』
保健室の先生「大丈夫。あなた一人だけじゃないから…味方は絶対にいるよ」
保健室の先生は落ち込む美結を慰めた
一方そんな中、教室では…
担任「あれ?武田が来てないみたいだが、誰か連絡で聞いてるか?」
男子生徒①「ずる休みだろww」
男子生徒②「あいつのことだから、どうせ昨日のことで今日学校来るのが怖いから休んだんじゃね?w」
女子生徒①「昨日何があったの?」
男子生徒②「放課後になんかいきなり暴れ出して教室無茶苦茶にしやがったww」
女子生徒②「え、それマジ?w」
生徒「うわー、マジかよ!きもww」
生徒「しかもあいつ、カッターナイフで大澤をケガさせたんだよ」
生徒「うわ、最低…。だから今日大澤さん休んでるんだ…可哀想…」
生徒「とうとうキレたかあいつww」
生徒「カッターナイフ持ってる時点でこわ…」
生徒「ほんと!あいつサイコパスじゃねえのww」
生徒「もうあんな奴学校来んなww」
(ザワザワザワ…)
静かだった教室中が一気にざわつき出した
担任「はいはい、静かに。昨日のことはもう言わない。」
そして、昨日の放課後の出来事は
あっという間に学年中に広まった
そんなことに気づかない美結は
保健室のベッドでぐっすりと眠っていた
AM9:45
(キーンコーンカーンコーン)
1時間目が終わった
保健室の先生「武田さん、1時間目が終わったんだけど、どうする?」
美結「んっ……あ、保健室って…1時間しかいられないんですっけ…?」
保健室の先生「そうなのよ。教室に戻るか、早退するか
2択しかないんだけど…どうしよう?」
美結「…教室に戻るなんて…考えるだけで恐ろしい…。」
美結は、暗い表情で学校を出た
美結『(はぁ…もう何もかも終わった…私の唯一の生き甲斐は…
あおいだけだったのに…。ああ…あんなことしたせいで…)』
悔しくて、悔しくて…。美結は思い出すたびに
後悔して胸がきゅーっと締め付けられた。
美結『(もう…あおいのことは忘れろってことだよね…。
辛い…あの人だけは…本気で愛していたのに…)』
美結『(……悩んだって仕方ない。もう壊れた愛は二度と
元通りに戻せないのだから…。新しい恋を…探すしかない。)』
美結『(そうだ!新しい恋を探そう!そうすれば…
きっと、あおいのことは自然にいつか…忘れられるはず。)』
美結は必死に前向きに考えた
美結『(…待てよ?今家に帰ったら母に怒られること間違いない…)』
美結『(学校が終わるまであと約6時間…)』
美結『(……どうしよう…)』
-公園-
美結『(こうなったら、公園で寝て待つしかない…果報は寝て待つ。
果報…?いや、どうなんだ?まあどうでもいい。とにかく寝よう)』
美結は公園の薔薇の最上階に行きベンチにカバンを枕にして寝転がった
美結『(…この公園…あおいを思い出すなぁ…
よく一緒にいちゃついたりしたっけ…一寸前のように感じる。)』
美結『(…はっ…あおいのことはもう忘れなきゃ…辛いばっかりだ)』
流石にこの時間、人影はなく静かで落ち着いている様子だが…
(ヒューーー……)
美結『…さっびぃ』
冷たい風がふんわりと吹いていてた
美結『(この時期は特に寒いんだよなぁ…
とてもじゃないがこんなところでは寒くて寝れそうにない。)』
美結は公園のトイレの個室に行き洋式便座の蓋の上に座った
美結『(ここだったら風は吹いてこないな)』
美結『…』
しかし、座った体勢のまま寝るのは鬼畜だった。
美結『…でも、寝るしかない……ここにいると、
あおいとの思い出を思い出してしまう…早く寝よう。』
美結『…』
美結『……』
美結『………』
─────────────────────
(…………)
美結『……っ』
気がつくと、美結はいつの間にかトイレの個室で熟睡していた
美結『(……あれ?ここは……トイレ?…自分はなんでここに…?)』
美結『(…そっか!学校が終わるまで時間を潰すために寝たんだった!)』
美結『(あ、今は何時だろ?)』
美結はトイレから出て公園をまわり時計を探した
美結『(時計…時計…どこだ?)』
すると…
(ポツ…ポツ…!)
美結『!?』
美結『まさか…』
(ザーー…)
そのまさかの、雨が降りだしてしまった
美結『うわ!』
美結は急いでトイレの中へ駆けつけて雨宿りした
美結『……うぅ……さっびぃ…』
体が自然に震えるほど外は寒かった
美結『(傘なんて持ってきてないよ…はぁ……雨が止むまで待つしかないってか…)』
(ザーー)
美結『…』
美結『(そっか、個室へ行けばいいんだった。
馬鹿だよ自分…(笑)なんでわざわざこんな寒いところで…)』
そして個室へ入ろうとすると…
「みゆさまぁ~~~~~!!」
遠くから美結を呼ぶ声が聞こえた
美結『この声は…!』
振り向くと、オレンジ色の花模様の派手な傘をさしてる
制服姿のみかんが息を切らしてこっちへ走ってきた
美結『みかん!』
みかん「はぁ……はぁ……遅れてごめんねぇ!」
美結『へ?なにが?』
みかん「今日、約束してたでしょ?」
美結『約束…?』
みかん「あれぇ?!昨日の夜、電話で言わなかったっけ?!」
美結『…ああ、そういえばなんか最後に言ってたな』
みかん「もぅ…みゆさまがいきなり電話切っちゃったんだから…」
美結『だってお前があんなこと言うからさ~』
みかん「もぉ…本当は照れてるくせにぃ~♪」
美結『なんだよ~w』
するとその時
(ピカッ!)
二人「!?」
(ゴロゴロ!!)
みかん「わひゃぁああああああ!!!」
美結「うわあ!!」
(ギュッ)
雷が鳴った瞬間、みかんは美結に抱きついた
みかん「うぅぅぅ…怖いよぉ……」
美結『…個室、一緒に入るか……』
みかん「…え……?それって…///」
美結『いいから…早く』
美結はみかんの腕を引きトイレの個室に入った
ただ単に雷が大の苦手で怖いからみかんと個室に入っただけなのだが
みかんはそれを変に受け止めて美結に誘われたと思い込んでいた
みかん「みゆさま…最初から素直になればいいのに…♪」
美結「最初も何も…いきなりじゃんか。」
みかん「いきなり素直になったのね…みゆさまらしいわ///」
気まずくて教室に入れなくなった美結
そして来た場所は保健室
美結『もう教室に入りたくないです…』
保健室の先生「昨日のこと…?」
美結『はい…私、クラスメートに毎日馬鹿にされてきてずっと我慢してたんですが、とうとう爆発しちゃって…』
保健室の先生「昨日先生から事情聞いたところ、そうみたいね…」
美結『宮林さんにも嫌われて…もう私は何もかも嫌になりました。』
保健室の先生「大丈夫。あなた一人だけじゃないから…味方は絶対にいるよ」
保健室の先生は落ち込む美結を慰めた
一方そんな中、教室では…
担任「あれ?武田が来てないみたいだが、誰か連絡で聞いてるか?」
男子生徒①「ずる休みだろww」
男子生徒②「あいつのことだから、どうせ昨日のことで今日学校来るのが怖いから休んだんじゃね?w」
女子生徒①「昨日何があったの?」
男子生徒②「放課後になんかいきなり暴れ出して教室無茶苦茶にしやがったww」
女子生徒②「え、それマジ?w」
生徒「うわー、マジかよ!きもww」
生徒「しかもあいつ、カッターナイフで大澤をケガさせたんだよ」
生徒「うわ、最低…。だから今日大澤さん休んでるんだ…可哀想…」
生徒「とうとうキレたかあいつww」
生徒「カッターナイフ持ってる時点でこわ…」
生徒「ほんと!あいつサイコパスじゃねえのww」
生徒「もうあんな奴学校来んなww」
(ザワザワザワ…)
静かだった教室中が一気にざわつき出した
担任「はいはい、静かに。昨日のことはもう言わない。」
そして、昨日の放課後の出来事は
あっという間に学年中に広まった
そんなことに気づかない美結は
保健室のベッドでぐっすりと眠っていた
AM9:45
(キーンコーンカーンコーン)
1時間目が終わった
保健室の先生「武田さん、1時間目が終わったんだけど、どうする?」
美結「んっ……あ、保健室って…1時間しかいられないんですっけ…?」
保健室の先生「そうなのよ。教室に戻るか、早退するか
2択しかないんだけど…どうしよう?」
美結「…教室に戻るなんて…考えるだけで恐ろしい…。」
美結は、暗い表情で学校を出た
美結『(はぁ…もう何もかも終わった…私の唯一の生き甲斐は…
あおいだけだったのに…。ああ…あんなことしたせいで…)』
悔しくて、悔しくて…。美結は思い出すたびに
後悔して胸がきゅーっと締め付けられた。
美結『(もう…あおいのことは忘れろってことだよね…。
辛い…あの人だけは…本気で愛していたのに…)』
美結『(……悩んだって仕方ない。もう壊れた愛は二度と
元通りに戻せないのだから…。新しい恋を…探すしかない。)』
美結『(そうだ!新しい恋を探そう!そうすれば…
きっと、あおいのことは自然にいつか…忘れられるはず。)』
美結は必死に前向きに考えた
美結『(…待てよ?今家に帰ったら母に怒られること間違いない…)』
美結『(学校が終わるまであと約6時間…)』
美結『(……どうしよう…)』
-公園-
美結『(こうなったら、公園で寝て待つしかない…果報は寝て待つ。
果報…?いや、どうなんだ?まあどうでもいい。とにかく寝よう)』
美結は公園の薔薇の最上階に行きベンチにカバンを枕にして寝転がった
美結『(…この公園…あおいを思い出すなぁ…
よく一緒にいちゃついたりしたっけ…一寸前のように感じる。)』
美結『(…はっ…あおいのことはもう忘れなきゃ…辛いばっかりだ)』
流石にこの時間、人影はなく静かで落ち着いている様子だが…
(ヒューーー……)
美結『…さっびぃ』
冷たい風がふんわりと吹いていてた
美結『(この時期は特に寒いんだよなぁ…
とてもじゃないがこんなところでは寒くて寝れそうにない。)』
美結は公園のトイレの個室に行き洋式便座の蓋の上に座った
美結『(ここだったら風は吹いてこないな)』
美結『…』
しかし、座った体勢のまま寝るのは鬼畜だった。
美結『…でも、寝るしかない……ここにいると、
あおいとの思い出を思い出してしまう…早く寝よう。』
美結『…』
美結『……』
美結『………』
─────────────────────
(…………)
美結『……っ』
気がつくと、美結はいつの間にかトイレの個室で熟睡していた
美結『(……あれ?ここは……トイレ?…自分はなんでここに…?)』
美結『(…そっか!学校が終わるまで時間を潰すために寝たんだった!)』
美結『(あ、今は何時だろ?)』
美結はトイレから出て公園をまわり時計を探した
美結『(時計…時計…どこだ?)』
すると…
(ポツ…ポツ…!)
美結『!?』
美結『まさか…』
(ザーー…)
そのまさかの、雨が降りだしてしまった
美結『うわ!』
美結は急いでトイレの中へ駆けつけて雨宿りした
美結『……うぅ……さっびぃ…』
体が自然に震えるほど外は寒かった
美結『(傘なんて持ってきてないよ…はぁ……雨が止むまで待つしかないってか…)』
(ザーー)
美結『…』
美結『(そっか、個室へ行けばいいんだった。
馬鹿だよ自分…(笑)なんでわざわざこんな寒いところで…)』
そして個室へ入ろうとすると…
「みゆさまぁ~~~~~!!」
遠くから美結を呼ぶ声が聞こえた
美結『この声は…!』
振り向くと、オレンジ色の花模様の派手な傘をさしてる
制服姿のみかんが息を切らしてこっちへ走ってきた
美結『みかん!』
みかん「はぁ……はぁ……遅れてごめんねぇ!」
美結『へ?なにが?』
みかん「今日、約束してたでしょ?」
美結『約束…?』
みかん「あれぇ?!昨日の夜、電話で言わなかったっけ?!」
美結『…ああ、そういえばなんか最後に言ってたな』
みかん「もぅ…みゆさまがいきなり電話切っちゃったんだから…」
美結『だってお前があんなこと言うからさ~』
みかん「もぉ…本当は照れてるくせにぃ~♪」
美結『なんだよ~w』
するとその時
(ピカッ!)
二人「!?」
(ゴロゴロ!!)
みかん「わひゃぁああああああ!!!」
美結「うわあ!!」
(ギュッ)
雷が鳴った瞬間、みかんは美結に抱きついた
みかん「うぅぅぅ…怖いよぉ……」
美結『…個室、一緒に入るか……』
みかん「…え……?それって…///」
美結『いいから…早く』
美結はみかんの腕を引きトイレの個室に入った
ただ単に雷が大の苦手で怖いからみかんと個室に入っただけなのだが
みかんはそれを変に受け止めて美結に誘われたと思い込んでいた
みかん「みゆさま…最初から素直になればいいのに…♪」
美結「最初も何も…いきなりじゃんか。」
みかん「いきなり素直になったのね…みゆさまらしいわ///」