緑の屋根に温かみのある茶色い壁。
広々とした一軒家には動物病院と書かれた看板が掲げられている。
そこに描かれた犬と猫のイラストが可愛かった。
ちょうど駐車場から降りてきた女性が猫を連れてきているところで、私達に会釈をしてから病院へ入っていく。
「少し前までここはじいちゃんの動物病院だったんだ。今は信頼できる人に任せてる」
祖父のことを口にする時にちょっとだけ寂しそうな瞳をする彼。
あたりはいつのまにか夕陽に染まって私も彼もオレンジ色。
彼は少しだけ笑って、ギュッと私の手を握りしめた。
そのはかない笑顔が清くて美しくて……。
泣きたいくらい切ない気持ちになる。
その時に、やっぱりこの気持ちが恋なんだなって気づいた。
私、彼のことが大好き。
はじめは怖いと思っていたけどほんとは優しくて繊細、心がとっても真っ直ぐで綺麗な人。
そんな君に出会えたことが私にとって最大の奇跡なんだよ。
「猫宮、俺の夢を聞いてくれるか?」
「うん」
広々とした一軒家には動物病院と書かれた看板が掲げられている。
そこに描かれた犬と猫のイラストが可愛かった。
ちょうど駐車場から降りてきた女性が猫を連れてきているところで、私達に会釈をしてから病院へ入っていく。
「少し前までここはじいちゃんの動物病院だったんだ。今は信頼できる人に任せてる」
祖父のことを口にする時にちょっとだけ寂しそうな瞳をする彼。
あたりはいつのまにか夕陽に染まって私も彼もオレンジ色。
彼は少しだけ笑って、ギュッと私の手を握りしめた。
そのはかない笑顔が清くて美しくて……。
泣きたいくらい切ない気持ちになる。
その時に、やっぱりこの気持ちが恋なんだなって気づいた。
私、彼のことが大好き。
はじめは怖いと思っていたけどほんとは優しくて繊細、心がとっても真っ直ぐで綺麗な人。
そんな君に出会えたことが私にとって最大の奇跡なんだよ。
「猫宮、俺の夢を聞いてくれるか?」
「うん」