隼人の手は、暖かくて、優しかった。
校舎に入ってしばらく経ったとき、隼人の足は止まった。それと同時に、近くにある空き教室のドアをガっと開けた。
「入って。二人で話そう」
言われるがままに教室に入って、一番奥の椅子に座った。ドアを閉めてから、隼人は私の向かいの席に座った。そして、隼人は口を開いた。
「ちなみにもう一回聞くけど、本当に柚凪なんだよね?」
隼人が言い終わったすぐに私は答えた。
「うん。そうだよ?こちらこそ、隼人なんだよね?」
「うん、そう」
そう隼人が言うと、私はずっと聞きたかったことを聞いた。
「ねぇ、私が引っ越してから、彼女とかできた?」
自分でも、なんでこんなことを聞くのかわからなかった。これでうんと答えて、悲しむのは私なのに。
きっと私は、中学生、下手したら小学生の時から、ずっと、ずっと…隼人が好きだったんだ―――
校舎に入ってしばらく経ったとき、隼人の足は止まった。それと同時に、近くにある空き教室のドアをガっと開けた。
「入って。二人で話そう」
言われるがままに教室に入って、一番奥の椅子に座った。ドアを閉めてから、隼人は私の向かいの席に座った。そして、隼人は口を開いた。
「ちなみにもう一回聞くけど、本当に柚凪なんだよね?」
隼人が言い終わったすぐに私は答えた。
「うん。そうだよ?こちらこそ、隼人なんだよね?」
「うん、そう」
そう隼人が言うと、私はずっと聞きたかったことを聞いた。
「ねぇ、私が引っ越してから、彼女とかできた?」
自分でも、なんでこんなことを聞くのかわからなかった。これでうんと答えて、悲しむのは私なのに。
きっと私は、中学生、下手したら小学生の時から、ずっと、ずっと…隼人が好きだったんだ―――