愛美(あみ)ver.】

入学式の朝。桜咲く並木道で子どものようにはしゃぐ。そんな私の双子の妹。橘 愛海(たちばな あいか)はとても可愛い!だけでなく…



「わぁァァァ〜〜〜〜‼‼‼」


『はぁ…疲れたもお!愛海(あいか)ったらどんだけ体力バカなの!』


『ちょっと愛海待ってよぉ〜!』



この通り体力バカです。あ、紹介遅れました私は愛海の姉の橘 愛美(たちばな あみ)です。今日、高校一年生になります。



「おっ!」


「ご入学おめでとうございまぁ〜す!」


『あ…ありがとうございます!』


「愛美〜め〜っちゃ!賑やかだね!」


「部活勧誘かな〜?」


『多分そーじゃない?』


「あの子達かわいーねー」

「どーする?誘っとく?」


「ねぇ〜愛美〜見て!あっちにクラス表ある!」


『本当だ!』


「じゃぁ向こうへ!Let's go☆」




ふふふ愛海ったら子供みたいにはしゃいでて本当に可愛いな…




「…美…お…愛美!お〜い!」


『うん?あ、うん!どうしたの?』




愛海呼んでたの全然気づかなかったな




「フフン♪同じクラスだといいね!」






やっぱ愛海は相変わらずだな〜






「わっ___ 」



「あぁ。ごめんね」





えっ?何この人たち?あれ?どんどんこっち来てる?






「君たち可愛いね〜是非野球部(ウチ)のマネやんない?」




は?何こいつら?




「やぁ〜ボクたち、スポーツとか興味ないんで!」




愛海ナイス!




『そうそう!私運動そんなに得意じゃぁないし___ 』



「本当見学だけでも!」





(この人たちねちっこいな〜)そう思ってたら野球部の先輩たちが私達の腕を掴んできた




「わぁ⁉」


『っ⁉や…やめてください!』


『離してください!』



「ほらほらそー言わずに」


『や…やめて!誰かったすけて!』





(あ…ヤバイつい言っちゃったどーしよ)______そう思ってたら







《ドーン》


勧誘してきた先輩が吹っ飛んでいた



「愛美〜怖かったよぉ〜」



『そ…そう』



愛海いきなりヤンチャしたな…____そうこう見えて愛海、実は過去に最強と言われていた総長を一人で倒した伝説のの元ヤンな
のである。