悔しくて泣いたのは久々だった

ふっと

誰しもに理解して欲しいなんて
思わないけれど

たった一人
たとえ一人でも
私のことを、思ってくれる

そういう


何故か

最初からそうだったのかも知れない

誰でもいい という訳では無いんだ

どうでもいい という訳では無いんだ

自分を大事にするとか、そういう陳腐な言い回しじゃなくて

大切な 何か

思い みたいなもの


「梨子ってさ
泣くといつも一史に戻るよな
ちょっと言ってみたかった」