それを聞いた私は、さっそく見に行って見ることにした。

花は好きだし、何より働いている直人くんの姿を見てみたかった。

エプロン姿で花を見つめる直人くんは、キラキラ輝いて見えた。

「あ、知世ちゃんにこれあげる。よかったら部屋に飾って」

それは造花のひまわりだった。

「これなら、ずっと枯れないよ。ひまわり、好きだったでしょ?」

私はそれを受け取って早速部屋に飾ることにした。


部屋で飾ったひまわりを眺めていると、尚人くんの顔が浮かんだ。