今年に入って、千葉くんと友達になって。

運良くクラスメイトにもなれて。教室の席まで前後で。


一緒に過ごす時間が増えた今、以前よりも確実に千葉くんとの距離が縮まってきているように感じて仕方がない。


だからね、もしかしたら……って期待しちゃうんだ。


このまま諦めずにいれば、いつか彼が私のことを友達以上に見てくれる日が来るんじゃないかって。


ほんと、諦めが悪すぎて自分でも笑っちゃうけど。


私は、まだ心のどこかでこの恋を終わらせたくないって思ってる。


だから……千葉くんに、迷惑をかけることはしないから。


もし、たった1%でもまだ可能性があるのなら、私は……。


これからもキミのこと、好きでいてもいいですか?


それから、練習試合は終了。


千葉くんや永倉くんの活躍により、見事うちの学校のチームが勝利したのだった。