ああ……ついに。ついに、言っちゃったよお。


最後は早口になってしまったけど。なんとか、言うべきことは言えた……!


人生で初めての告白にホッとするのと同時に、今まで感じたことがないくらいに胸が激しく高鳴る。


ドキドキし過ぎて、心臓が今にも破裂しちゃいそう。


私はぷるぷると震える手を、もう一方の手でぎゅっと握りしめる。


告白の返事を聞くのが怖くて、つい下を向いてしまいそうになるけれど。


伝えたからにはやっぱり、ちゃんと目を合わせなくちゃと思い、私が前を向くと。


千葉くんは、困ったような顔をしていた。


「えっと。気持ちは嬉しいけど……ごめん」


千葉くんの言葉が、刃のように私の胸にグサリと刺さる。


やっぱり私……ダメだったんだ。