俺は自分の部屋に戻って、ベットに座った。

沙月も、中条先輩の話、聞いてたのか…

でも姉ちゃんと佑月のことを知らないのは意外だった。

知っているものだと思っていた。

まぁ、佑月のことだから、沙月には心配かけないようにしたのかもしれない。

俺はそのままベッドに横になり、眠りについた。

次の日の朝、家には誰もいなかった。

母さんからは仕事に行くとテーブルに書き置きがあった。


土日である今日なら、姉ちゃんも家にいてもおかしくないはずだ。

母さんが作り置きして行った朝食をとりながら、そんなことを考えていた。