「そっか、なら決まりだな」

薫がぎこちなく笑った。

「薫、なんか変だよ?」

私は違和感を感じて、尋ねた。

「別に普通だよ。そろそろ寝るわ。おやすみ」

そう言って、さっさと部屋に入ってしまった。