あいつもそうだよな。

俺は幼馴染の姿を思い浮かべた。

バスケ部に入ったと聞いた。

今度、見に行ってやるか。

「お前ら何してる」

水野先生が美術室にやって来た。

「少し話してたんです」

「星野はまだ部活終わってないだろ。サボってないで部活に戻れ」

「さっき終わりました」

笑顔でそういった。

「その様子ならまだ体力余ってるよな。美術準備室に来てもらえるか?酒井、お前も手伝って欲しい。星野と一緒に来てくれ」