そう言って、スマホをしまった。

「俺、もう帰るよ。また学校でな」

「あぁまたな」

俺はランニングを終えた後、家に帰った。

軽くシャワーを浴びて、学校に行く準備をした。

学校に行く時間になり、俺は家を出た。

「あ、薫。おはよう」

沙月も同じタイミングで家から出てきた。

「おはよう」

俺たちは並んで駅へと向かった。

「どうだ?学校。友達できたか?」

俺が聞くと、沙月は満面の笑みになった。