息が止まった。

「嬉しい。ありがとう」


私はそのことを思い出して真っ赤になった。

「菜緒?大丈夫?」

お姉ちゃんが私の顔を覗き込んだ。

「もうすぐお父さんも来るから早く準備しよう」

私は、話題を逸らした。

私も手伝って荷物をまとめた。

そのあとすぐにお父さんが来て家に帰った。