「ごめん、電車が遅れちゃって」

「早くこっち!」

秋本は、俺たちを宮沢のいるところまで連れて行った。

「やっと帰ってきた!もうすぐはじまるよ」

俺はカメラを構えて星野を探した。

カメラをズームにして、探すと、星野が歩いて来るのが見えた。

いた!

ピストルがなって、星野が走り出した。

星野は次々に他の選手を抜き、一位になった。

しかし、途中でつまづいた。

少しバランスを崩したが、持ち堪え、一位でゴールした。