誰だろうと思いながら、玄関に向かった。

玄関には、星野と秋本が立っていた。

「なんで俺の家の場所、知ってるんだ」

「望月から聞いた」

星野が答えた。

あいつ…勝手なことしやがって。

「望月に言われたんだ。お前と会ってやってほしいって」

「菜緒が昨日、目を覚ましたの。明日一緒にお見舞いに行かない?」

次の日は、学校が休みだったので、秋本と星野と一緒に宮沢のお見舞いに行った。

思ったよりも、元気そうにしていた。