確かにそれはあるかもしれない。

お母さんの教育の仕方は、明らかに異常だった。

何か心の病気になっていてもおかしくなかった。

「私はこれからどうなるの?」

「それはこれから話し合って決める。だが、お前の気持ちが最優先で考えられる」

つまり、私の安全を確保した上で、私の意見が尊重されるんだ。

「私、お姉ちゃんが事故にあってから、お母さんにご飯を作ってもらったことなんてなかった」

小さい時は、お母さんの言うことが正しいんだと思って生きてきた。

私のためを思って言っているんだって。

でも、成長することで気づいた。