間違いなく、表彰されることだろう。

「もう一人は中条春樹。以上の二人だ」

中条先輩は嬉しそうな顔を浮かべていた。

「続いて三年生…」

各学年、それぞれの名前が呼ばれた。

ちなみに三年生は、部長と、副部長だった。

「今、名前を呼んだのが、今年の選抜メンバーだ。選ばれた選手は、これまで以上に練習に取り組むこと。そのほかの部員は、当日、しっかり応援してやれ」

今日はそのまま、解散となった。

俺は帰り時にポンと肩を叩かれた。

「選抜メンバーおめでとう」

「中条先輩もおめでとうございます」