学校が終わった後にバイトがあったので、そのままカフェに向った。

カフェに着くと、同じシフトの酒井くんの姿がない。

「沙月ちゃん、ごめんね。今日は酒井くん、バイトに来られないみたいで、二人で頑張ろうね」

酒井くんも休み?

クラスが違うので、学校に来ていたのかはわからないけど、今日は何かおかしい。

私はバイトが終わったら、薫の家にいくことにした。



薫の家に着いて、インターフォンを押した。

「はーい」

ドアが開いた。

中から出てきたのは、綾音ちゃんだった。

「沙月ちゃん?久しぶり」

綾音ちゃんはニコニコして家に入るように言ってくれた。