次の日に目を覚ますと、もうお昼近くになっていた。

俺は、気分転換に外に散歩に出かけた。

いつもは通らない道を通ったりして、気分を変えようとした。

が。

一軒家から、中条先輩が出てきた。

「星野?」

「中条先輩…」

俺の気も知らず、笑顔でこっちにやってきた。

「奇遇だなこんなところで会うなんて」

俺は今、あなたにだけは会いたくありませんでした。

そう言いそうになるのをグッと堪えた。