一口フルーツサンドを食べた。

「うっま!すごくおいしいですこれ!」

夢中になってあっという間に平らげた。

「ごちそうさまでした!今日は壮馬が奢ってくれるんだよな」

そうだった。

俺は財布から代金を支払った。

「また来るなー!」

大きく手を振って、日向は帰って行った。

「すみません。騒がしくて」

「いいのよ。賑やかで楽しかったから」

志穂さんはひらひらと手を振った。