「いてっ!」

日向が頭を抑えた。

「ごめん。こいつ、ちょっとチャラくて」

「それ、どういう意味?」

日向が少し怒ったように言った。

「そのまんまの意味だよ」

「二人とも仲がいいのね」

志穂さんが、クスクス笑った。

「望月くん座って。店のおすすめ出すから」

そう言って、カフェオレとフルーツサンドを出した。

「この店のおすすめメニュー。召し上がれ」

「ありがとうございます。いただきます」