「中学の時からの友達で、同じ学校に通ってるんです」

秋本が興味深そうに見ていた。

すると、日向が話しかけた。

「いつも壮馬がお世話になってます。望月日向です」
 
「あ、秋本沙月です。はじめまして」

「俺たちと同じ学年だよね?俺バスケ部に入ってるんだ。今度よかったら見に来てよ」

そう言って、秋元の手を握った。

「えっ」

秋本が驚いた声を上げた。

「おい。やめろ、このバカ」

俺は日向の頭を叩いた。