次の日の朝。

何となく体が重く感じた。

頭痛がして、なんだか熱っぽい感じがする。

リビングにいた母さんに言うと、「病院で見てもらいなさい」と言われたので、母さんが病院まで送ってくれた。

「終わったら連絡してね。迎えに来るから」

「わかった」

俺は診察してもらった結果、風邪だった。

母さんに連絡しようと、スマホ取り出した。

ふと、視界の隅に見覚えのある人がいた気がした。

視線を向けると、水野先生が花束を持って歩いていくのが見えた。