「薫!」

見ると、佑月が手を振っていた。

「おー、久しぶり」

佑月とは、しばらく顔を合わせていなかった。

「今から走りに行くのか?」

「うん」

「俺もいくからちょっと待ってて」

郵便受けにあった郵便物を家においてからまた出てきた。

「お待たせ。行くか」

俺と佑月は並んで走り出した。

近くに公園があったので、そこで休憩することにした。