翌日、私はお兄ちゃんと一緒に病院に行った。

「おばあちゃん!」

私はおばあちゃんの病室のドアを開けて駆け寄った。

おばあちゃんは、私の予想に反してベッドでニコニコと笑っていた。

私はおばあちゃんの様子を見てほっと胸を撫で下ろした。

「あら、お見舞いに来てくれたの?」

「おばあちゃん、元気そうでよかった」

そう言って、おばあちゃんの手を握った。

「ところで、あなた、どちら様?」

「え?」

おばあちゃんは私の顔を見てそう言った。