「そっか」

酒井くんが、やわらかい笑みを浮かべた。

「じゃあ今日は、目一杯楽しまないとな」


ジュースを飲み終わってから、迷路のアトラクションに入った。

さまざまな仕掛けがあり、面白かった。

「楽しかった。宮沢さんも楽しかった?」

秋本さんとお土産などが売っている場所で色々見ていた。

「うん。楽しかった」

「よかった。それで…」

秋本さんが何か言いたそうにしている。