「俺が沙月好きなこと、誰にも言うなよ」

「そんなの頼まれなくても言わないよ。俺、口かたいから」

本当に大丈夫か?

少し心配だが、話したのは自分なので、責任は自分にある。

「二人とも飲み物買って来たよ」

沙月と宮沢がそれぞれ二つずつジュースを持って戻ってきた。