○買い物を終えた帰り道


不良1「おいおい、いいのかぁ?お前、ボコボコにするけど」

男子「や、やめてください……!!もうお金はないんです!!」


澪(誰かが絡まれてる……!!)

澪「蓮くん、ちょっとこれ持って待ってて!!」

蓮夜「はっ!?ちょ!?」


持っていたレジ袋を蓮夜に渡して走って行った澪。


蓮夜「ったく!!」


そんな澪を追いかける蓮夜。


澪「あ、あの!この人困ってるんでやめてあげてください」

不良2「あぁ?なんだよ姉ちゃん、じゃあアンタがお金くれるの?」

不良3「よく見たら結構カワイイじゃん、俺たちと来てよ」


手首を掴まれた澪。


澪「っ……!!やめてくださっ……」

蓮夜「おい。お前らいい加減にしろ」


澪の腕を掴んでいる男の腕をさらに掴んだ蓮夜。


不良1「あ?なんだよお前」

蓮夜「お前こそなんだよ。……澪、下がってろ」

澪「う、うん……。あなたは逃げて……!!」


絡まれていた男子にそう言い、彼が逃げたことを確認し後ろに下がった澪。



不良たち3人が攻撃をしてくる中、軽々と避けた蓮夜は次々に攻撃をくらわせる。


不良たちが倒れて、心配そうに蓮夜に駆け寄る澪。


澪「大丈夫だった……!?」

蓮夜「……ああ」

澪「よかった……」

蓮夜「帰るぞ」

澪「うん……!」


一時的に隅に解いていたレジ袋を取って、歩き出した2人。


澪「蓮くん、助けてくれてありがとう」

蓮夜「……別に、好きな女なんだから助けるだろ」

澪「あはは、そっか。それは嬉しいなぁ」

蓮夜「お前みたいに、誰これ構わず助けたりはしないけどな」

澪「そっかぁ〜」