最後に残したのは粉薬!粒とカプセルは飲めるんだけど、粉だけは…はぁ…
気合いを入れ飲み込む…
うぅ…
吐きそうなのを抑える。
蓮「どうした?やっぱ体調悪い?」
静かに首を振るけど、やばい吐きそう…
急いでベッドを飛び出し、走らないように気をつけて個室だから部屋のトイレに駆け込む。
吐いてスッキリ、、、なんだけど、トイレから出たら蓮がいる…
粉薬飲めないなんて恥ずかしくて言えない…
今まで粒の薬ばっかだったけど、小さい時薬苦手だったのを思い出して、あれは粉薬だったからかとふと思い出す。いや、思い出してる暇ないんだった…
諦めよ…
出た瞬間額に手を当てられる。
蓮「うん、熱はなさそうだけど…体調悪いの?」
蒼「いや…悪くない…」
蓮「吐いてたろ。」
蒼「吐いたけど、本当に体調悪くない…粉飲めない…」
蓮「…ん?」首を傾げる。
蒼「粉薬飲めない…の…」
蓮「あー!なんだそういうこと!」
蒼「どうしても飲めなくて…」