蓮「ありがとう。」
そっと蓮に抱きしめられる。
しばらく抱きしめられ、どうしていいかわからなくていた時、蓮が口を開く。
蓮「蒼…俺蒼のこと好きなんだ。小さい時からずっと好き。幼馴染としてじゃなくて、1人の女の子として。」
驚いて身体が離れる。
蒼「え。」
蓮が私を好き?
私はずっと蓮が好きだった。
かっこよくて、怒ると怖いけど優しくて、笑った時に目尻にしわを作って笑う笑顔が愛おしかった。
でも、病弱で、迷惑ばっかかけて、世話の焼ける幼馴染。蓮にもそう思われてるんだと思ってた。だって、蓮モテるし、自分なんか不釣り合いだと思ってたし。女子たちが蓮のことをよくかっこいいって話してるのが聞こえてきて、よく告白される蓮にいつ付き合うのかハラハラしてた。
蒼「私…病弱だよ?迷惑ばっかかけるよ?」
蓮「うん。知ってる。俺が助けるから大丈夫。」
蒼「私でいいの、、、?」
蓮「蒼がいいの。蒼以外興味ない。」
嬉しくて嬉しくて。蓮に笑顔で抱きつく。
蒼「蓮大好き!」
蓮「嬉しい。じゃ、今日から恋人な!」
私の大好きな笑顔が向けられる。