え、奏くんが主治医なの?!
でも、本当のお兄ちゃんみたいな奏くんだから安心は出来るけど、奏くん普段怒らないから怒ると怖いんだよね…私からしたら病院と先生みんな怖いけど。
奏「あ、そうだ。呼吸安定したら検査するね!」
そう言って出て行ってしまった。
そうすると、部屋に残ったのはさっきまで心配した顔だったのに、ご立腹な様子の蓮と私。
うん、これ怒ってる。嘘ついたらどうなるかわからない。とても逃げたい。
蓮「なぁ…」
蒼「はい…」
蓮「何で朝から具合悪いの隠してた。」
蒼「いや…だって…心配かけたくなくて…」
蓮「その結果より心配かけてんじゃん。」
蒼「ごめん…」
蓮「何で非常階段で逃げた?」
蒼「保健室行ったらそのまま病院だと思って…」
蓮「逃げたから結局病院じゃん。」
蒼「…」
蓮「逃げた後、走ったろ。」
蒼「う…ん…」
蓮「その後どこ行って何してたの。」
蒼「柚とごは 蓮「なわけないよね。本当のこと話せ。」
もう素直に話すしかない…
蒼「走った後、空き教室で鍵閉めて隠れてて、そしたら、咳が止まらなくなって、苦しくなって、気失ってました…ちょうど起きたのが昼休み終わる時で教室戻った。」