電車に乗っても、私とリクは一言もしゃべらなかった。

そのうちリクは学生鞄から教科書出してそれをみはじめた。

私はつまらなくて、リクが私に気がつくように、リクを横から見上げる。

背の高いリクはわざと教科書を自分の顔に近づけて私の方を意地でもみないつもりらしい。

そこまで話しかけるなってオーラーを出すリクを見るのも珍しいので、もうこれ以上リクの方を見る事をやめた。

私そんな風に、無視されるほど、私やなことしたかなぁ。

やっぱり姉にそういうエッチな話をするのは恥ずかしいのかな。

いつもは大胆な事ばっかりしてくるくせに、意外とまだ可愛い所あるじゃない。