結局、私は自分の体に驚いて、

裸のまま部屋から飛び出し、お風呂に駆け込んで勢いよく頭からシャワーを浴びた。

でも、いくら強くこすっても

リクが私につけた赤い跡は

一向に消える気配が無くて

諦めてお風呂から出た。

部屋に戻って制服に着替えると、

美味い具合にセーラー服から見える地肌の部分には

リクがつけた赤い印は見えなかった。

そこまで計算してこのマークを私の体に刻んだんだ。

そう思ったら、やっぱりリクには叶わないって

落ち込んだ。

とりあえず学校へ行く用意をしてリビングへ向かう階段を下りる。

リクが普段通りなら、私も普段通りに接しなくちゃ・・・な。