「そうねぇ、神様は、しいなが悲しむような事はしないと、ママも思うなぁ」

そう優しく言う。

「そうかなぁ・・・」

「しいなとリクはママが仕事で居ない時も、ちゃんと2人で頑張っているのを見てるから、むしろ応援してくれてると思うわ」

そうママに言われると言い返せない。

「ほらやっぱり、僕の言った事があってた」

得意げにリクが言う。

そんなリクを見てママが

「でも、リク、ちゃんと約束の時間までに帰ってこないとだめよ」

そうママが言うと
リクはバツが悪そうにシュンと小さくなって黙ってしまった。

こんな感じにいつもママは私とリクに平等に接してくれる。