「ふぅ~、生き返る~」

私はお風呂につかって一息ついた。

とりあえず家に帰ってきてから私は急いでお風呂を沸かした。

何だかとても疲れててゆっくりお風呂に浸かってボーッとしたかったからだ。

今日は色んな事があったなぁ。

といっても一番は

頬杖男=岩槻連

って事が私のトップニュースだよなぁ。

だって昨日あんなに会ってみたいって思った人が実は隣の席の人だったなんて
そんな偶然、めったに無い事だよ。

・・・運命なのかな。

ちょっと、ひなちゃんに「恋せよ乙女」みたいな事言われちゃったからって、私変な事考えすぎてる。

どんなに素敵な絵を描く人だからって、あの人だけはありえない。

ありえないよね?

自分で自分に問いかけてみる。

う~ん、まだよくあの人の事知らないし、もっと知ってからじゃないとよくわからないや。

ただリクにだけは

頬杖男=岩槻連

ってバラしちゃいけないような気がする。

バレたらリクの事だからしつこく追い回して、あの人にも迷惑かけちゃうだろうし。

あ、でも意外にあの人ならリクを軽くあしらってくれるかも。

あのプライドのめちゃくちゃ高いリクが軽くあしらわれる所、ちょっと見てみたいかも。

そんな事を考えてニヤニヤしていたら

「しーな、大丈夫?溺れてない?」

バタンとお風呂のドアをあけて顔だけ出してリクが聞く。