4月だというのにリクは未だにマフラーをして登校している。
極度の寒がりなんだ。
やせてるから、体脂肪とかないんだろうな。
だからきっと寒がりなんだ。
「リクが寒くなっちゃうからいいよ」
そういって私は黒いマフラーをとろうとする。
「大丈夫だよ」
「でも・・・」
「じゃ、2人で巻く?」
「そ、それはちょっと・・・。」
「じゃ、やっぱりしーながしてて」
「・・・・ありがと」
そういい終えると、当たり前のようにリクは私と手を繋ぐ。
小さい頃は私がいつもリクの手をひいて歩いていた。
いつからかリクの手は私より一回り大きくなって、今はリクが私の手をひいて歩く。
いつもなら保健室にいた若槻連の事を根掘り葉堀り聞いてきそうなリクだけど、
今日は私が倒れたって事でちょっとは気を遣ってくれているのかな。
「今日、私が倒れたってこと、ママには・・・」
「うん、母さんには・・・内緒だろ」
「うん、ママ忙しいみたいだし、皆で旅行いけなくなるの嫌だし、心配・・・かけたくないから」
「うん、わかってる」
「ありがと」
「その代わり、お礼は3倍返しで!何してもらおうかな~。しーなとお風呂入るのとか」
「ありえないから、このスケベっ!!」
「あ、しーな、今、イヤラシイコト想像してた。ヤラシー」
「誰がリクなんかと!!」
そんな冗談を言い合いながら私とリクは珍しく仲良く手を繋いで家に帰った。
極度の寒がりなんだ。
やせてるから、体脂肪とかないんだろうな。
だからきっと寒がりなんだ。
「リクが寒くなっちゃうからいいよ」
そういって私は黒いマフラーをとろうとする。
「大丈夫だよ」
「でも・・・」
「じゃ、2人で巻く?」
「そ、それはちょっと・・・。」
「じゃ、やっぱりしーながしてて」
「・・・・ありがと」
そういい終えると、当たり前のようにリクは私と手を繋ぐ。
小さい頃は私がいつもリクの手をひいて歩いていた。
いつからかリクの手は私より一回り大きくなって、今はリクが私の手をひいて歩く。
いつもなら保健室にいた若槻連の事を根掘り葉堀り聞いてきそうなリクだけど、
今日は私が倒れたって事でちょっとは気を遣ってくれているのかな。
「今日、私が倒れたってこと、ママには・・・」
「うん、母さんには・・・内緒だろ」
「うん、ママ忙しいみたいだし、皆で旅行いけなくなるの嫌だし、心配・・・かけたくないから」
「うん、わかってる」
「ありがと」
「その代わり、お礼は3倍返しで!何してもらおうかな~。しーなとお風呂入るのとか」
「ありえないから、このスケベっ!!」
「あ、しーな、今、イヤラシイコト想像してた。ヤラシー」
「誰がリクなんかと!!」
そんな冗談を言い合いながら私とリクは珍しく仲良く手を繋いで家に帰った。