「俺帰るわ」
そういわれて、今まですっかり忘れていた若槻連の存在を思い出した。
「あ、うん、今日はごめんな・・・さい」
ちらっと私の方を見ると小さく頷いて
若槻連は学生カバンを後ろ手に肩に担ぎ、保健の先生に挨拶して出て行った。
「何でアイツがいるの」
リクが不機嫌な顔で私に聞く。
「それはですね、しいなちゃんが倒れた時に咄嗟に若槻さんが抱えてくれて、それでそのままこの保健室まで運んで下さったのですよ」
当時気を失っていた私のかわりにひなちゃんがリクの質問に答えた。
「ふーん、しーな、寝てる間に何か変な事されなかった?ダイジョウブ?」
「されてないよ、私が気が付いたときあの人絵、書いてたし」
そうは言ってみたものの
リクの目は私を完全に疑っている。
だからーッ!
誰もがリクみたいに欲求不満じゃないってば!
そういわれて、今まですっかり忘れていた若槻連の存在を思い出した。
「あ、うん、今日はごめんな・・・さい」
ちらっと私の方を見ると小さく頷いて
若槻連は学生カバンを後ろ手に肩に担ぎ、保健の先生に挨拶して出て行った。
「何でアイツがいるの」
リクが不機嫌な顔で私に聞く。
「それはですね、しいなちゃんが倒れた時に咄嗟に若槻さんが抱えてくれて、それでそのままこの保健室まで運んで下さったのですよ」
当時気を失っていた私のかわりにひなちゃんがリクの質問に答えた。
「ふーん、しーな、寝てる間に何か変な事されなかった?ダイジョウブ?」
「されてないよ、私が気が付いたときあの人絵、書いてたし」
そうは言ってみたものの
リクの目は私を完全に疑っている。
だからーッ!
誰もがリクみたいに欲求不満じゃないってば!