「しいなちゃん、おはようございますですわ。」

「あぁ、ひなちゃん、おはよー」

「しいなちゃんてば、朝からお疲れモードですわねぇ」

「うん、色々あってさ・・・・。」

あぁ、私疲れてる。
精神的に昨日から疲れてる気がするよ。

何か学校へ来るとホッとする。

とりあえず、放課後まではリクから身の安全を守れる。

私はひなちゃんを屋上の階段へ誘った。

今日の1限目は各クラブの勧誘説明の時間に割り当てられていた。

だいたい新入生を勧誘するために時間割を割くなんて、どんな学校だ。

特進クラスの人達なんてきっとクラブとかより勉強したいだろうに。

「で、何があったのですか？」

ひなちゃんに聞かれて我にかえる。

「うん、ひなちゃんだから言うけど、最近リクがエロエロ変態星人リクオネア状態になっててさ、おかしいんだよね。」

そういって、ひなちゃんの方を見る。

ひなちゃんだからこんな事言えるけど、他の誰かに聞かれたらきっと恥ずかしくてもう学校に来られない。