「いただきまーす」

今日の朝ご飯は
焼き魚
(種類はわかりません)
大根のお味噌汁
あと昨日の残りの野菜の煮物
(二日めは味が染み込んでいて最高)
味海苔
(これはかかせないっ)

やっぱり日本の朝は和食に限る。
私は幸せな気持ちでお魚をツンツンし、もぐもぐとご飯を夢中で食べていた。

「しーなこっちむいて」

リクにそういわれて顔をあげると向かい側に座っているリクの腕が伸びてきて

「しーなごはん粒つけてるよ」

そういって私の口の周りについていたご飯粒を一粒とって自分の口に入れてしまった。

「おいし」

うぅううう。
何姉に対して甘々なムード出してんのよ!

「ちょっと、リク、私もう高校生なんだから、そういうの教えてくれたら自分でご飯粒くらいとれるから!」

「高校生が口のまわりにご飯粒付けてる方が天然記念物的に珍しいと思うよ」

さらりとかわすリク。

む、ムカツク