うわ、すごい湯気だ。

急いで換気扇のスィッチを押す。

ブォーンというお音と共に白い湯気か換気扇に
吸い込まれていく。

段々お風呂場の視界がクリアになってきた。

あ、

リクは自分の体を

真っ赤になるほど

気が狂ったかのように

ゴシゴシと勢いよく

洗い流していた。

立ったまま頭からシャワーを浴びて。

全てを洗い流したい感じで

このままリクが自分の体をこすり続けたら

泡あわのまま

石鹸みたいに

そのうち消えてなくなりそうだった。