「でもまぁ、リク君位の成績をとっていたら、大学は外部に行く方が後々の事を考えるといいと思うし、家事をしないで済む分、今以上に勉強や部活に打ち込めるようになるから、先生は賛成よ」

何を言ってるの?

私リクにそんな事一言も聞いてない。

今日のリクが私にとる行動も

勝手に寮に入るなんて事も

私には全然わからないよ。

「うちの寮はそんなに厳しくないし、男女で分かれてる寮とはいえ、家族だからいつでも会えるわよ」

谷口先生は私が悲しそうな顔をしたのを見て

そう言って励ましてくれた。